カニ先生、高校物理を科学的に攻略する

カニ先生が受験生に高校物理を科学的に攻略する方法を伝授します。

大学受験生必見!志望大学別の模試の種類について解説します

受験生のみなさま、かに先生です!

 

今回は、大学受験生のみなさま向けに、模試の種類についてお話ししたいと思います。

 

大学受験生の模試の種類について

マーク模試

  • センター試験の傾向と難易度に合わせた模試
  • 河合、駿台、東進が開催
  • 本番と異なり、1日で全教科を終える
  • センター模試の点数は、力量を測ることに適している

センター試験を受ける予定の人は、必ず受けましょう。特に夏以降の模試の結果は重要で、概ね本番も同様の点数になると思ってもらって良いです。現役生でここから本番の間に急激に伸びる人もいますが、ほとんどの人は夏以降のマーク模試の平均値程度の点数になります。どこの予備校の試験かはあまり関係がないと思います。あくまでセンター目標点に対して、どのぐらい取れるかが重要です。また、センターを受けない人にも受ける価値があります。なぜならセンターの難易度は非常に安定しています。私が生徒の力量を測る上でも、センターの過去問や模試でどの程度の点数が取れるかを第一の参考にしています。1日で全教科を終えるので、体力的にきつく、特に後半に位置する高校理科は疲れて実力が発揮されない人も見てきました。実力をしっかりと出し切りたい人は、糖分補給ができるようにすると良いでしょう。

記述模試

  • 一般的な実力テスト、自分が全体の中でどの位置にいるかを知ることが目的
  • 河合は、全統記述のみ
  • 駿台は、駿台全国判定(普通レベル)と駿台全国(ハイレベル)の2つ
  • 東進は、有名大本番レベル(普通レベル)と難関大本番レベル(ハイレベル)の2つ

記述模試は、特定の大学の試験に合わせているわけではないので、あくまで一般的な実力試験と思ってもらうと良いと思います。母集団の中で自分がどの位置にいるかを知ることが目的となります。したがって、母集団の数が重要となるので、受験生の人数を考えれば、河合全統記述のみで問題ないと思っています。

志望大学別模試

  • プロの目線で志望大学の傾向に沿った問題を作成
  • 母集団は実際に志望大学を受けたい人で構成

プロの目線で志望大学の傾向を調べ、沿った問題を作っているので、その大学を絶対に受けたいと思っている人は必ず受けましょう。また、実力テストと異なり、模試を受ける人は実際に受けたい人たちになるはずなので、仮想本番での自分の立ち位置がわかります。東京大学などは、どこの予備校も作っているはずなので、全部受けられるのが理想です。また、東大レベルの問題は市販問題集にはないため、またとない練習になります。一方で、北海道大のような極めて一般的な問題傾向の大学の場合、市販問題集で十分に対応できるので、躍起になって絶対受ける必要があるとまでは言えないです。自身の余力と、もし予備校等に通われているなら先生に相談を受けるのが良いと思います。